• テキストサイズ

~恋の花が咲く場所~短編集☆彡

第15章 【KAGUYAHIME~かぐや姫~】












「どうした。」








「いえ・・・、このお話の続きが無いんです。」










「本当か?」

「はい。」

ランスロットがソファーから腰をあげ、アリスの隣へと行き、本を見ると、最後の数ページ部分が綺麗に無くなっていたのだった。


「少し古い本だからな・・・どこかで消失したのだろう・・・」
ところで、この話の終わりは知っているのか?」

「はい・・・一応読んだことはあるので。でも・・・」

「でもなんだ?」

「この物語、私が知っているお話と少し違うところがあるんです。」

戸惑いながらも自分の知っている続きを伝えると、ランスロットがふと・・・

「そうか・・・、ならばこの話の続きはこうだな。」

歌恋の肩に手を起き、悪戯ぽい笑を浮かべるとランスロットが話の続きを話し始めた。




「帝はかぐや姫を抱きしめ、月の迎えの者にこう言ったのだ。」










―かぐや姫は渡さない。私の妻として迎え幸せに暮らすのだ―











「月の者は帝のその言葉を聞き、かぐや姫を連れて帰るのを止め、帝とかぐや姫は愛し合い、幸せに暮らしたとな。」


「ランスロット様・・・///」

ランスロットを見つめるアリスの顔は赤くなり、瞳は揺れ言葉が出てこなかった。

「どうだ、この話は。」

「とっても・・・、素敵なお話ですね・・・//」

「まるで・・・」

「まるで・・・なんだ?」

一瞬恥ずかしくなり俯くも、アリスはランスロットの耳元で

『まるで私とランスロット様見たいで・・・、でもその方がいいです///』
/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp