第14章 秀吉birthday*世話焼きは世話が焼ける?
喧嘩する少し前の事。
恋仲になって初めての秀吉の誕生日があと一月後に控え、忙しい恋人との誕生日を一緒に過ごしたいと約束をしたのだった。
「あぁ、もうすぐそんな時期か・・・。はは、忘れるところだったな…」
「秀吉さん忙しいだろうから少しでも時間取れたら嬉しいな・・・って。」
「そんな可愛いことを、恋人に可愛く言われたらどうにかして時間作らないわけないだろ?」
御殿の秀吉の部屋、たっぷり愛された後に恥ずかしながらもとにかく約束だけは取り付けたい!と堰を切って褥の中で秀吉の胸の中で抱きしめられながら上目遣いで話す。
(全く・・・。こんな格好で、しかも散々甘やかした後に可愛いこと言われたら抑えきれないだろうが・・・。)
「約束ね?秀吉さん♡」
「あぁ、約束する。だが・・・そんな格好でそんな可愛い事言われて我慢出来るわけないだろう?」
歌恋が秀吉をぎゅっと抱きしめると、するりと体勢を変え、手を頭の横で固定し、そのまま秀吉が唇を這わせて行き・・・
「えっ・・・あっ・・・ん。」
「そんな可愛い事いうお前がいけないんだからな。」
「あっ・・・ん、そんなっ・・・。」
「俺はお前を愛してる。お前しかいない・・・」
「あぁ・・・。私も・・・んぁっ、秀吉さんが・・・」
目と目がぶつかると秀吉と歌恋は再び一つになり、秀吉の欲望を何度も受け入れ愛し合った・・・。