第13章 秘密のバレンタイン♥️ 家康×現代
「これ、全部歌恋が?」
「うん・・・、政宗に教えて貰ったんだ・・・。」
「政宗に?」
本当は言わずにおこうと思ったが、正直に政宗に家に来て教えてもらったこと、それを元に自分で作ったことなどを全部話した。
「怒った・・・よね?」
「まぁ・・・ね。でも俺の為に作ったんでしょ?」
「もちろん!」
(正直政宗にマンツーマンで教えて貰ったことは妬かないって言ったら嘘だけど・・・このキラキラした顔見たら怒る気になれないし・・・)
そっとソファーに歌恋を座らせ、見つめ合いながら
「なら、このチョコ歌恋が食べさせて。」と。
「えっ・・・。」
キラキラした顔が一瞬で頬は赤らみ、戸惑いの顔に変わる。
それでも家康から目が離せず・・・
「分かった・・・///」
それだけ言うと、1つ手に取り家康の口へと入れる。
「どう・・・かな?」
「ん、美味しい。」
「よかった!」
「こっちは抹茶で、こっちは中に唐辛子とか入れてあるんだよ!だからこれ家康しか食べれないんだよ?!」
最後の1つを家康が手に取り食べ終わると優しく微笑み、
「ごちそうさま。美味しかったよ。」
「よかった・・・。家康がそう言ってくれ・・・んっ・・・!!」
言い終わるか終わらないかのうちにその唇を塞がれ、ほのかに家康からはチョコの香りが漂ってきたら、
「ん・・・っはぁ・・・」
「歌恋の気持ち伝わったから、今度は俺の気持ち伝えさせて。」
唇が離れると、おでこをコツンとくっつけ、手をしっかりと握り潤んだ瞳に自分が映っているのを見ながら、言葉を1つ1つ優しく紡いでいく。
「うん・・・///」