第13章 秘密のバレンタイン♥️ 家康×現代
こうして、同級生でもあり、プロでもある政宗に今年こそは家康がちゃんと食べられるようなものを用意するべく、試行錯誤の日々が始まった…
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それから数時後・・・
「えっ?政宗のお店の手伝い?」
「うん。スタッフの人がインフルエンザで出てこられ無くて、人足りないから・・・」
家康が夜勤じゃ無い日のお決まりのおやすみコールの電話で、政宗のお店の手伝いをすると伝える。
「なんで・・・歌恋が?」
電話先で明らかに不機嫌になっている家康・・・。
それを察して・・・
「ほら、高校の時から専門学校卒業するまで休みの時だけお手伝いに行ってたし!」
なんとかその場を乗り切り、電話を切ると歌恋から大きなため息が、漏れた・・・。
『はぁー。』
「なにをそんなにため息ばかりついている。」
「えっ?お兄さま?!なんで・・・?」
「お前が何度呼んでも返事が無いからだ。」
部屋のドアにもたれかかり、腕を組んで立っている信長。
スーツ姿でビシッと決めている姿には本当に様になり、家族でも見蕩れるほど。
信長が呼びに来た理由は、今夜は早く帰るから一緒に食事をするとの約束を朝していた事。それで部屋に自ら呼び行くも返事がないからとドアを開けたら盛大なため息を付いていた所をみられた。