第12章 イケメン革命☆サプライズパーティー【ランスロット】R18
金色の幅広のリボンを解き、蓋を開けると真紅の色のジャケットに金色の薔薇模様のボタン、襟は赤紫色とえんじ色を足したような深みのある色で落ち着いた雰囲気。
「実はこれ、今日レナが着てるドレスと同じ生地なんですよ?」
ランスロット「本当か?」
驚き目を一瞬見開いたが、すぐにまたジャケットに目を向け再び優しい眼差しでそれを見つめていた。
レナ「お父様とレナのドレスお揃いだよ!」
(歌恋が来てからこんなに幸せを多く感じていいのだろうか・・・)
そんなことを思っていると。
「ランスロット・・・様?」
歌恋が少し不安げな表情になっているのに気付くとランスロットはふっと息を吐き、笑を浮かべた。
ランスロット「心配するな、ただ幸せというものを感じていただけだ。」
その後、黒の軍からは、薔薇の絵が描かれた二つ折りの写真たてが渡され、セス曰く・・・
「アリスちゃんやレナちゃんとの写真を入れるならこのくらい可愛くなきゃ!」
と言って選んだものだと・・・。
賑やかなパーティはそのまま夜まで続き、その後夜10時にパーティーは解散になり、赤の宿舎に戻った。