第12章 イケメン革命☆サプライズパーティー【ランスロット】R18
「お父様・・・?」
娘のレナが袖を引っ張りランスロットのことを心配そうに見つめていた。
ランスロット「どうした、レナ・・・?」
レナの目線の高さに合わせ、頭に手をポンと置き問いかける。
レナ「お父様・・・怖いお顔してた・・・」
ランスロット「そうか・・・すまない。」
ランスロットは娘の不安げな顔を見て、ハッと我に返り、娘に優しく頭を撫でる。
レナ「でも今は怖くないよ!優しいお顔!」
レナは安心したようで、可愛らしい笑顔を見せ、二人で手を繋ぎながら歩いていった。
(そう言えばよく歌恋が言っていたな・・・。レナの前ではできるだけ優しい顔でいてくれと。もちろん何か間違ったことをした時にはしっかりと怒るが、基本的には怒り役は歌恋がほとんどだな・・・。
「ランスロット様はレナの逃げ場になってください。私はそばにいることが多い分怒ることが多いと思うので・・・」そんな事を言っていたな。)
ランスロットはガーデンに向かう道中、娘と手を繋ぎながらそんなことを考えていた。
ランスロット「ここか・・・暗くてあまり良く見えないが・・・」
ガーデンの中にランスロットと一緒に入ると急にレナが走り出し、姿が見えなくなってしまった。
ランスロット「レナ・・・どこへいく?」
レナを追いかけようとした瞬間・・・