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~恋の花が咲く場所~短編集☆彡

第3章 短冊に込めた願い~秀吉編~


秀吉の妻になってから半年。

表舞台から身を引かれた信長様の変わりに、愛しいあの人は目まぐるしい日々を過ごしていた。


「秀吉さん、今日も御殿には戻ってこれないのか・・・」
忙しいのは頭では分かっているが、中々一緒に過ごすことが少ないため、三成から聞いた秀吉からの伝言に顔を曇らせた。

「はい…、申し訳ありません歌恋様。」

「ううん!三成君が悪い訳じゃないし!秀吉さん忙しいのは分かっているんだけど…」

(ダメだ!これ以上言ったら余計三成君に心配掛けちゃう!)

「伝言ありがとう!秀吉さんにお仕事頑張ってって伝えておいて!」

「分かりました…。歌恋様もご無理なさらないようにしてくださいね!」

「うん!」

ひとまず三成は歌恋がいる部屋を後にし安土城へとむかった。
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