第11章 明智光秀 現代版~片思い×片思い~社内恋愛は大変⁈
ある日の事・・・
波夢「おはようございます。歌恋様。本日の着るもの用意出来ています。」
私の1日のスタートは早い。毎朝5時に起きて自分の身支度を済ませ、朝食の準備、そしてこの屋敷の主である信長様の奥様の歌恋様の元へ行く。
基本的に世話役と行ってもお一人で身の回りの事はできる方。ましてや洋服選び何て私よりもセンスある。奥様は一流デザイナーのお嬢様で、ご自分でもデザインしたり、小物などを作るほど。
だから前日のうちに予定を確認して、洋服やアクセサリーも決めておいてそれを用意して朝持っていくのが仕事。
歌恋「おはよう。波夢ちゃん。毎朝ありがとう。」
波夢「いえ、これが仕事ですから。今日のお洋服も素敵ですね!」
歌恋「これはね、妊娠しても可愛い洋服を着たいと思ってゆったりめに作ったの。素敵な洋服は女の子を可愛いくしてくれる魔法をかけてくれるから♪」
もうすぐ歌恋様は母になる。結婚式を挙げてすぐに子どもを身ごもり、春の終わりの予定。マタニティウェアってイメージではなんとなく可愛らしいのが無い感じだった。
普通の洋服着るとお腹が目立つし・・・そんなのをいとも簡単に可愛いものを作るこの方は本当にすごいと思う・・・。
そして今日は検診の予定。その日はたいていお友達と食事をしたり、買い物に出かけたりするため、その間は敷地内にある本社へと行って役員達の仕事の手伝いをする事になっていた。
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波夢「行ってらっしゃいませ。」
歌恋「ありがとう。行ってきます。夜はどうするか後でメール入れるね!」
車に乗り、歌恋様は出かけて行かれた。
波夢「さてと、本社行かないと。メール入ってた!」
たいてい仕事の以来はメールでくる。
今日は誰かなーとちょっと期待してみると…
波夢「光秀さんだ!」