第10章 私の恋人は魔王☆
「ん・・・信長・・・様?」
信長「目を覚ましたのか。もう少し寝ていろ。それともまだ愛され足りないか?」
「っ・・・///」
隣りで恥ずかしがる歌恋は産まれたままの姿で、胸元が良く見えていた。
信長「その格好誘ってるも同然だ。」
「えっ・・・ぁん、もぅ・・・」
胸元にキスをし、うつ伏せにさせると、背中に沢山のキスをし、再び信長自身を後から攻め立てて行った。
「あっ・・・あん・・・。ぁん・・・あっもぅ・・・ダメ・・・」
信長「今夜は眠らせないと言ったはずだ。」
「あん・・・あっあっあっ・・・ぁぁぁ・・・」
後ろから突かれ、再び胸の頂きを弄られ、何度も何度も絶頂へと持っていかれ、そのうちいつ絶頂へと持っていかれているのかわからないほどにひたすら快感の海にもまれた。
信長「まだまだだ・・・。」
「えっ・・・もぉ・・・本当にこわれちゃぅ・・・んっ・・・」
信長「壊れ、乱れろ・・・。歌恋・・・」
「ぁん・・・愛して・・・ます・・・んっ」
信長「あぁ、俺もそれ以上にお前を愛している。」
「ぁん・・・あっ、あっ、あぁぁぁ・・・!」
歌恋の全てを食べ尽くすかのように、様々な体勢で何度も信長の愛を注がれ、意識が飛びそうになると胸をもまれ、頂きを弄り舌で転がされ、歯を立てられ、蕾を擦られ、その度に快感で目を覚まし、今までで一番長い夜、一番愛された夜もだった。
その日、再び目がベッドからその日はしばらく動けず、その夜もまた、たっぷりと愛を注がれたのであった。
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数カ月後。
信長「だいぶお腹が出てきたな。」
「はぃ。まさか結婚式終って直ぐに出来るなんて・・・。」
信長「もう少し二人きりでもよかったがな・・・。恐らくあの夜の子だろ。子どもが産まれても歌恋は俺の者だ。覚えておけよ」
「っ・・・//もう、今から子どもに嫉妬してどうするんですか!」
それから数カ月して、信長によく似た男の子が産まれ、幾つになってもひたすら初恋の相手を愛し続けたのであった。
魔王と言われるのはこの為か・・・はたまた本当に魔王なのか・・・
魔王と呼ばれる男も愛する女の前では一人の男に過ぎなかった・・・
―終―