第2章 Destiny2
『適当に風向きでも変えてようかしら?』
フフッと悪戯っぽく笑い、手を空にかざしてみる。
すると、穏やかな風が少し強くなり
女が乗る船がぐんぐん進みだした。
その風を受けて暫く進むと
風はいつの間にか最初の穏やかな風に戻っていた。
『あら?なんだか楽しそうな気配がするわね』
船が進む方向に目を向けると
自分の乗っている船の何倍もの大きさの船が見える。
少し考えた結果
ヒマだし。まぁいっか!と軽いノリで
トントンとつま先を地面で蹴った。
その瞬間ふわりと体が浮き、女はすいーっと上昇して大きな船に近づいていった。