第5章 Destiny5
「理由を…僕も聞きたいね〜?」
「わたしも聞きた〜い!」
さっきまでフレンドリーな笑顔を急に顔に貼り付けたように残りの二人も理由を求めた。
『ごめんなさいね?私が彼らに話しても良いのだけど…』
「構わねェ…コイツらの船長をくれって言ったんだ、当然だろう」
『そう…』
あの時の少年がこんなに成長したんだと感慨深くなる。
そして、ローが理由を話そうかと口を開いた瞬間、イナギの方が先に言葉を発した。
『さて!話し合いも良いけど、今日はもう遅いわ。うちで夕ご飯食べて行かない?』
「「マスター?!」」
「「え?!飯?!」」
それまでローに鋭い視線向けていたスコール達とシャチとベポがイナギの言葉に驚く
ペンギンも思いもしなかった言葉が聞こえて少々驚いているようだ。
確かに、食堂の窓の外はいつの間にか陽が落ち闇色に染まっていた。
「てめェの事を話そうとしてたんだぞ…?!」
『良いじゃない♪ご飯を食べてからでも遅くないわよ。何なら泊まって行ってもいいわよ?キスティ!夕飯の支度してちょうだい?』
「でも……はぁ……了解、マスター」
反論しようとしたキスティだが、イナギの顔を見て
この人は言い出したら多分聞かないのだろうと思い諦めて従う事にした。
シャチとベポはご飯♪ご飯♪と嬉しそうだ…
それから程無く、料理が揃うとなんとも不思議なメンバーで夕ご飯がスタート
スコールは離れた席で何を考えているのか黙々と夕飯を食べている。
シャチはアーヴィンと意気投合したのか、アーヴィン恋愛テク講座〜♪とかなんとか不思議な講座が始まりシャチはそれをせんせェ〜!!と真剣に聞いている…
ベポはセフィに可愛いね〜♪と何故かお互いに言い合う謎の二人だけの空間が出来上がってしまった。