第5章 Destiny5
『決まったようね。じゃあ、行きましょうか……スコール。』
「…どうした、デートは終わりか?」
周りと同じように席を立ったイナギが名を呼ぶと
いつの間に側に居たのか一人の男が突然現れた。
「「「「?!」」」」
『お会計お願いね。彼らを船に連れていくから』
「了解、マスター」
イナギは突然気配も無く現れた男に驚く皆を早く行くよと促して店を後にした。
イナギの案内に従い、彼女の乗る船への道を歩く。
「おい…あいつは何者だ?」
先程から気になっていたようで、突然現れた男の事を言っているのだろう。
『彼はSeed。』
「「しーど…?」」
イナギの言葉にシャチとベポが首を傾げる。
『そう、私が率いている部隊。まぁ簡単に言えば軍みたいな物ね』
「部隊…海軍みたいなもんってことか…?」
「「海軍?!」」
『ペンギン!海軍なんかと一緒にしないでちょうだい!!』
「…軍みたいなもんなんだろ?」
ローはペンギンの言葉が正解に近いだろうと思ったのか何が違うのかと言われた…
軍みたいな物と言った手前少々バツが悪いがそうだけど!と反論させて貰う。
『規模は海軍より少ないけれど、戦闘力とかはSeedの方が何倍も上よ。大将クラスが相手でもたぶん余裕ねッ♪』
「マ、マジか…Seedってすげんだなァ…」
「イナギ凄いねー!!」
そんな会話をしながら歩く事数分
『着いたわよー!』
イナギが指差す方向に一斉に視線を向ける。