第5章 Destiny5
ベポと別れた後に良さそうなカフェを見つけた。
イナギは今その店の前に少々おめかしして立っている。
昼近くいつもより小洒落た格好を見たスコールには不思議がられたが
『今日はデートだから邪魔しないでね♪』
と言ったら手をシッシッとしながら「はいはい。行ってこい。問題は起こすなよ」と言われた…
(マスターに対してなんて態度なのよ全く!)
『まぁいいわ…そろそろ来るかしら?』
「そこの姉ちゃん。俺らと遊ぼうぜ?」
ベポをまだかまだかと待っていると、今日何度目かもわからないナンパに溜息をつきたい気持ちを堪える。
『ごめんなさい、待ち合わせをしているの。他を当たってくれるかしら?』
せっかくの約束を無駄にしない為に、瞬殺してやりたい気持ちを抑えてやんわり断るのもこれで何度目だろうか…
いつもよりお洒落をしているせいか、今日は普段より何倍も声を掛けられてしまう。
「待ち合わせ?そんなん知らねェよ!俺らと一緒に酒でも飲もうぜー?」
ガハガハと下品な笑い声を響かせながら引こうとしないガラの悪い連中
もうそろそろベポが来そうなのに、正直かなり鬱陶しい…
ここはとりあえず早々にコイツらを片付けるかと思い立った。
『そんなに言うなら…ちょっとだけご一緒しようかしら?』
内心くそ面倒くせェな…と口悪く思っているが笑顔を貼り付け
カフェから少し離れた路地裏へ一緒に歩いて行く。
ドスッ!!!
『ふぅ…。やっと静かになったわね。』
路地裏へと入ると、瞬殺。
まぁ殺してはいないのだが…