第4章 Destiny4
所変わって海軍本部。
センゴクの部屋。
センゴクは一人、書類を前に机に向かっていた。
『センゴク。説明聞きに来たわよ〜?』
突然自分一人しか居ないはずの部屋(ヤギも居る)に自分を呼ぶ声がする。
驚きつつも視線を書類から離し、目の前を見やる。
「?!」
女が机に肘をつき手の平に顔をのせてこちらを見ていたのだ。
『センゴクー?聞いてるのー?』
「何だイナギ…ここが何処だか分かっているのか?」
見知った者だとわかると緊張を解き、再び書類に視線を落とした。
『センゴクが机に向かってる場所なんて限られてるじゃない。分かっててきたのよ!これを説明してもらいにねッ』
ズイっとセンゴクの顔と書類の間に、今朝方バラ撒かれてしまった手配書を滑り込ます。
「手配書がどうした?」
『何でこんな物が配られたのか理由を聞いてるのよ!早く答えなさい。』
こちらの質問に答えてくれる気が無さそうな返事ばかりしてくるので、イラついてきたのか少し語気が命令口調になってしまう。
『元帥にしか語り継がれない極秘情報の一つ。神(わたし)についてセンゴクは知っているのにどうして手配書なんか許したのかしら?』
「会議で皆から危険だと判断されたからに決まっているだろう。さすがに元帥の立場の者が理由もなくそれに反対は出来ない。お前が危険視されるような事をするからだろう…全く…」
『う…だってしょうがないじゃない?人質を取ってたし、暴れてたんだもの…』
ゴニョゴニョと言い訳を述べるものの、力を見られたお前が悪いと一括されるばかり。