第4章 Destiny4
『あ…そういえばあの時…』
こちらを見ていた二つの気配…
一つは、長身の長い刀を携えた青年でイナギに敵意は無いものの興味を持ったような視線を向けられていた気がする。
そしてもう一つは、白いコートを着て驚いた表情をしていた。
その手にはカメラを持っていたので、撮られると思い反射的にポーズを取った気がする…
それらを話していくうちにスコールの表情が段々と憐れみを含む物になると、ため息混じりに言われた。
「その時取られたのがこの写真だな…」
「きっと海賊を倒してる時に色々見られて危険かもって判断されたんじゃないかな〜?」
マスター、やっちゃったね〜とアーヴィンも憐れむようにこちらに視線を向けてきた。
あ…何かアーヴィンにそんな風に見られると腹立つな…←
『まぁ、なっちゃったものはしょうがないわね。でもとりあえず何でこうなったのか、理由を聞きに行ってくるわね』
イナギはちょっとお出掛け程度にそう言い放つと立ち上がり着替え始めた。
「マスター。一応行き先を聞いとくか?」
不安混じりのスコールに、準備の整ったイナギは笑顔で振り向き明るく質問の答えを口にした。
『海軍本部。センゴクの所♪』
「そうだろうね〜。言うと思ったよ〜!」
「はぁ…どうせ止めても行くんだろ?」
『当然!直接確かめなきゃダメじゃない?じゃあ、ちょっと行ってくるわね〜!』
何がダメなんだよ。と二人はツッコミたくなったが、何を言っても行く事が分かっているので
スコールとアーヴィンは素直にイナギを見送った。
パチンッと指を鳴らす音と共に、イナギは二人の前からセンゴクの元へと姿を消した。