第4章 Destiny4
その頃部屋から去ったイナギは、ドフラミンゴの船から自分の船へと戻って来ていた。
船にある自室…と言っても執務室に近い部屋に入る。
敬礼をし、自分の帰りを待っていた部下に『ただいま』と笑いかけながら報告を促した。
「この資料を見つけました。」
ドフラミンゴの乗る船より遥か彼方
遠く離れた場所にある自分の船の上で、ある資料を受け取った。
あの男は用心深いだろうから、きっと資料が無くなれば部下もあいつも気づくだろうと思い、コピーを取るように言っておいた為
ドフラミンゴは絶対気付いていないだろう…
『これがあの時の少年ね…フレバンスから抜け出した後にあの男の元に行くとはね…運命って皮肉なものね。』
資料に目を通し終え、深く溜息をつく。
ドフラミンゴの事だ。自分や幹部しか知らない彼についての資料に載せていない情報もあるだろうが…
「彼は色々あったようだが、生存確率は高い」
『そうね、スコール。とりあえず、無事という確率が高いって事は確かね…』
「探すか…?」
『そりゃ探したい気持ちはあるけど…答えはNOよ。また何処かで会える気がするもの♪』
「マスターがそう言うなら、そうなんだろうね〜♪」
アーヴィンが私の答えにウィンクしながら賛同する。
『ふふっ。それも近いうちにね…?』
同じくウィンクしながらイナギは答える。
そんな似た雰囲気を持つ二人にスコールは若干溜息をつくものの、マスターらしいと微笑んでいた。