第3章 Destiny3
「銃を抜いたからには、命をかけろよ?」
「…あ?」
「そいつは脅しの道具じゃねェって言ったんだ………。あと…」
バンッ!
一発の銃声が聞こえた瞬間。ドサリッと音を立てて倒れた。
「…その女には手を出さない方がいいぞ?」
『ごめんなさいね?でも今のは…アーヴィンを怒らせたあなたが悪かったかもね…?彼は私の傭兵の中で一番の狙撃手なの♪』
イナギは腕を組み、人差し指をピンと立てて隣で地面に伏している男にウィンクして見せた。
先ほどイナギに銃を突きつけていた男だ。
「や、やりやがった…!なんて卑怯なやつらだ!!」
『卑怯…?貴方達が神(わたし)に銃を向けたのよ?卑怯だなんて…とんだ言いがかりだわね〜』
溜息をつきながらイナギが嘆くように言うが彼らは全く意味がわかってない様子…
そんな中シャンクスが言い放つ。
「いいか、山賊…俺は大抵の事は笑って見過ごしてやる。だがな!どんな理由があろうと俺は友達を傷つける奴は許さない!!」
シャンクス…私はあなたのこういう所、昔から好きよ…
シャンクスの言葉を聞き目を伏せながら、記憶の中にある昔のシャンクスを思い出し微笑んだ。
山賊はシャンクスのその言葉を聞いても笑い飛ばし、武器を構えてこちらに襲い掛かってくる。
「俺がやろう…」
ベンが咥えた煙草を深く吸い込みながら、向かってくる山賊の前にスッとベンが出ていく。
銃を握るように構えガガガンッと蹴散らして行く。
みるみる目の前で山賊が地に伏して行くが、途中でベンには敵わないと判断したのか
残りの山賊が急に標的を変え、近くに居たイナギ目掛けて襲い掛かって来た。