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〜Fate of the Fate〜

第3章 Destiny3



それから数日後、赤髪海賊団は海へ旅立った。


小高い丘の上、イナギは木の上に腰掛け海を眺めていた。



海を見るといつも思い出す…あの少年のことを…



この村へ来てからルフィを見て、あの頃出会った少年もこれぐらいの年齢だったなかな…なんて思い出す事が増えた。
シャンクスたちが海へ出る時、「イナギも一緒にどうだ?」なんて言われたけど
何となくそんな気になれなくて、ここで暫くゆっくりしてみようと断った。


『今日も風が穏やかね…。シャンクス達は今どの辺にいるのかしら?』


広く穏やかな海に太陽が反射してキラキラしてる。少し眩しく感じて目を細めながら風を感じる。

『でも何だか、空気が少しザワついてる…?』


気のせいだと良いんだけど…
少しザワつく心を宥めるように、気分転換にマキノの酒場にでも行こうかと
ふわりと木から滑るように降りると、その足を村に向けて歩き出した。



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その頃、村ではマキノが血相を変えて村長のもとを訪れていた。


「村長さん大変!ルフィが…!!」


物凄い剣幕でマキノが村長に助けを求めている、何事かと事情を聞くと

すぐさま二人は駆け出し、ルフィの元へ助けに行くが
山賊は余程気に食わなかったのだろう、村長の願いを断ってしまった。


と、そこへ

「迎えがないんで、何事かと思えば…」

麦わら帽子から覗く赤い髪、黒いマントを風に靡かせながら男が現れた。シャンクスだ。
港でいつも出迎えてくれるはずの村人たちがおらず、不思議に思い様子を見に来たらしい。



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