第3章 Destiny3
「なんで笑ってんだよ!あんな事されて!」
何の抵抗もせずただされるがまま、更に笑っているシャンクスたちの姿
ルフィには考えられないことのようだ。
「気持ちはわからんでもないが…」
『そうね、ルフィの言いたいこともわかるわ。でもただお酒をかけられただけよ?そこまで怒ることじゃないわ。』
確かにルフィの言い分もわかる。
でも、シャンクスが笑い飛ばす理由もわかるイナギは『ね?』と微笑みながらルフィの前に屈んだ。
しかしルフィはそんなイナギの言葉も聞こえないぐらい怒り心頭なご様子。
「もう知らん。弱虫がうつる!」と店を飛び出そうとドアの方へ一直線に行ってしまった。
シャンクスが宥めつつ引き止めようとルフィの腕を掴んだ瞬間、周囲は驚きに包まれ言葉に詰まる
シャンクスが掴んだルフィの腕が伸びたのだ。
「まさか……?!」
敵船から奪って箱にしまって置いた筈のモノは無く、ルフィに問いただすと食後のデザートに食べてしまったようだ・・・
(あら〜。ゴム人間の誕生…ってやつかしら?)
赤髪海賊団が騒然とする中、
イナギは『これも運命の瞬間ってやつかしらね〜?』
と独り言をこぼしながら呑気に笑っていた