第3章 Destiny3
店内に居た全員が一斉に同じ場所に視線を移すと
「邪魔するぜェ」とリーダーらしき男が先頭に立ち数人の男を連れてドアを壊しながら入ってきた。
(何か嫌なヤツらが入ってきたわねぇ〜…山賊かしら?)
面倒くさそうな気配に、1人振り向きもせず酒を嗜んでいた
イナギは誰にも聞こえない程度に軽く溜息をつきながら、入ってきた男達の行動を静かに見やる。
リーダーの男がカウンターまでやってくる。
シャンクスとイナギの間に割って入ると、酒をくれとマキノに言っている。
だが、大人数で派手に騒ぎこれだけ飲み食いしているのだ
当然店の酒は底をついており
「ごめんなさい…今全部出してしまって、ちょうど切らしてしまっているんです…」
「これは悪い事をしたなァ。おれ達が飲みつくしちまったみたいで、すまん。これで良かったらやるよ」
シャンクスは手に持っていた未開封の酒の瓶を男に差し出した。