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6帖1K本丸ライフ(風呂トイレ別)

第8章 #5~Beware of white crane!


「あるじさーーーーんっ!」

乱ちゃんが駆け寄ってきた。
ものすごく目がキラキラしている。

「それ、あるじさんの私服!?」
「ん?そうだよー」
「うわぁ…良いなあ…ボクも着てみたい…!」

うん、可愛い。可愛さ100万点。

「わたしの着れなくなった服とか…着てみる?」
「え!?良いの!?」
「今度持ってきてあげる」
「やっったぁ!あるじさん大好きーーー!」

満面の笑みがわたしのご褒美です…捨ててなくてよかったとこの時ほど思ったことはないわ…
街へお買い物に連れて行ってあげたい…
スキップしながら短刀達の元へ戻って行く後姿は本当に嬉しそうで。
一瞬女の子なんじゃないかと思ってしまうほど…

「主ぃー、俺の事も構ってぇ」
「清光ずっとベタベタしてるだろー」

沖田組が絡んでくる。
加州くん、もう酔ってる…!?

「はいはい、行きますよー」

二人の間に座ると加州くんに抱き着かれてしまう。

「もうここから動いちゃダメー」
「またワガママを…主、聞かなくて良いからね?」
「本当に仲良しだね、二人」

『そんな事ないから!』

って声がしっかり重なるとこだよ、って言いたかったけど。ここから加州くんにクダを巻かれる。

「俺ずっっっと主の事待ってたんだよ」
「朝聞いたよ」
「どーぉして遠征に出したのォ!?俺一番に主に会いたかったのにさぁ…」

わー、これ酔ってるわ。
顔赤くしてジトーっと上目遣いして来る感じ。

「だって、こんなことになるなんて思ってもなかったし…さ」
「それもそうだけどぉ!」
「おい清光、あんまり困らせる事言うなよ、だいたいお前まだ始まったばっかりなのに飲み過ぎ!」

主、もう離れた方が良いよと加州くんを引き剥がしてくれる安定くん。
その隙を狙って席をサッと離れた。
元いた席の辺りでわたしを呼ぶ声がする。

「主ぃ………長谷部は、長谷部ではお役に立てないんでしょうか………!」

あ、ここもあかん。

「長谷部くん、飲み過ぎだよ」
「全く、雅じゃないね…」

追加の料理を持ってきてくれた燭台切さんと歌仙さんに溜息をつかれる長谷部さんは悪酔いしてしまっているのか、もうグダグダだった。


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