第8章 #5~Beware of white crane!
加州くんに案内されたのはみんなの顔がしっかり見える真ん中の席。
燭「さ、ここに座って」
「ありがとう」
「お、やっと来たな!」
右隣にしれっと座ったのは鶴丸さん。
さっきの事があったからか、身構えてしまう。
「そう構えるなって、今日はきみが主役だ、盛り上がろうぜ?」
「さ、主、ご挨拶を、何ならこの長谷部が代わr」
「はいはーい、みんなぁ」
犬みたいにしょんぼりしてる長谷部の旦那がおかしかった。今日大将が来てからずっとこんな感じだな、気の毒だけど笑っちまう。
今日は酔い潰れるだろうな、長谷部の旦那…
「今日はわたしの為にこんな素敵な歓迎会を開いてくれてありがとう、すごくすごく嬉しいです」
「正直めちゃくちゃ不安だったけどみんな快く迎えてくれて安心してます」
当たり前でしょー、って声がした。
今のは加州くんかな?
「これからきっと新しい仲間も増えると思います、不安な気持ちを抱えている事が絶対無いとは言いきれないから」
「力を合わせて頑張っていこうね」
わっと拍手が起きた。
ドキドキしたけどちゃんと挨拶出来た…!
と、胸を撫で下ろしているとスッと隣の白い人が立ち上がる。
「鶴丸国永だ!今日主が来て初めての鍛刀で顕現したのが俺だ!ここに来たばかりの俺たち二人をよろしく頼むぜ?」
俺たち二人、がやけに強調されていた気がする…そして、肩をがっちり抱かれているのですが…?
「おい貴様!主に馴れ馴れしいぞ!」
やっぱり噛み付く長谷部さん。
加州くんにおいては絶対〇すオーラがダダ漏れ。
「これはこれは、大変なやつが来てしもうたのう」
タブレットで動画を撮りながらポツリと呟いた陸奥守
「と、取り敢えず、乾杯しよっか?ね?」
長谷部さんと鶴丸さんの一触即発ムードを何とかせねば…みんなで頑張ろうねって言った矢先何なのこの二人…
「おっ、そうだな」
長谷部さんの睨みをものともしない鶴丸さん。
「お前らー、飲み物は持ったなー?」
そしてお前が進めるんかい。
「そ、それじゃあ…」
『かんぱーーーーーい!』