第7章 #4~I need surprises in my life
「主様!ご謙遜なさらないでください」
「そうだよ、僕達は君が来てくれて本当に嬉しいんだから」
ここ、付いてるよ、と燭台切さんの長い指が口元へ伸びてきて…
「!!!!!」
「いっぱい食べてね、夕餉も腕によりをかけて君をもてなすから、楽しみにしてて?」
は、は、恥ずかしい…!恥ずか死ぬ…!
ご飯粒を付けていた事もだけど、あの行為はあかんですよ…!!!あれ、惚れてしまうよ…!?
頭から湯気が出ている…気がする…
この年になってこんなハプニングでドキドキする事があるなんて…感覚が狂う…
心ここに在らず状態で昼食を終え、また執務室へ薬研くんと戻り、内番を決める際の注意点やコツをこんのすけと薬研くんに教わる。
この本丸にいる刀剣男士達のステータスはタブレット端末で管理されており、内番や遠征、部隊編成の時に条件で絞り込んだりナドナドが簡単らしい。
近代化半端ないな、こんな便利で良いんだろうか。
「んー、美味しい」
「一息ついたら遠征について俺っちが教えてやるよ」
執務室で燭台切さんが差し入れてくれたお茶と茶菓子を二人でつまむ。
あれ、何か忘れてないかな…?
気のせいか。
どこかでベルが鳴った気がしたけど、短刀達が遊んでるんだろうと思って気にしなかった。
ちょうどそのベルが鳴った頃、とんでもない事態が…
「よう、俺は鶴丸国永……俺みたいのが突然…」
静まり返る鍛刀部屋。
「こりゃ驚きだな…」
思い切りカッコよく、かつ良い声で顕現出来たと思ったら目の前には誰もいねえ。
ここの主はどこに行ったんだ。
と言うか、主不在の状態でどうして俺が顕現出来たのか、そこが最大の驚きポイントなんだか、まあそんなことはどうでもいい。
「どうしたもんか…部屋から出て周りを驚かせるか?いや、初対面で印象悪くなるのは困る、もっと他の驚きを仕掛けてやろう…」
その場に座り込み、腕組んで考え込む。
「んーーーーーーーーーー……………」
スヤァ…