第7章 #4~I need surprises in my life
「因みに刀装の作成は1日3つまでです!」
これも個数制限あるのね…
コツコツ毎日やっていくか…
また同じようなタブレット端末を受け取り資材の配分を入力し作成ボタンを押すとどこからともなくゴロンと音がした。
音のした方を振り返ると球が転がっている。
これが刀装…?
「お、大将太っ腹だなあ」
咄嗟に腹を隠してしまった。
そのままの意味じゃない事くらいは分かってるんだけど何となく、反射的にそうしてしまった。
「どうした?」
「あ、いや、何となく…」
「腹が鳴ったのか?」
薬研くんが鈍くて良かったのか、なんなのか…
お腹が空いた事になってるけどまあイイか…
時計をふと見ると12時になろうかと言うタイミング。
「広間の方からいい匂いがしますね!そろそろ昼餉の時間みたいです!」
「んじゃ、一時切り上げるか」
「あ、その前にお手洗い…」
「こんのすけがご安心します!」
「あ、や、自分の部屋で行くので…帰らせてください」
いい加減着替えたいし…巫女服馴染んできてるから…ちょっとそれだけは勘弁して欲しい。
「分かりました!扉の説明もさせて頂きますね!」
執務室から部屋に戻る際、巫女服は解除されるらしい、直前まで着ていた服に戻ると。
どんな謎技術を使えばそうなるんだか…
本丸への扉はわたししか開けないそうだ。
他人はもちろん、わたしの家族も扉の存在すら確認出来ないらしい。
「俺っちが大将の部屋に入ることは出来るのか?」
「はい、問題ありません、ただし主様以外の人間がいる時は入室不可です、そして部屋の外に出ることも出来ません!また追って説明しますが今はそう思っておいてください」
「ん、分かった」
「じゃあ、ちょっと行ってくるね?」
恐る恐る扉を開け、思い切って飛び込んだ。
わたしの部屋だ。この匂い、この空気。
戻ってこれた!そして部屋着も戻ってる!
振り替えるとこんのすけと薬研くんがこちらを見ていた。
帰ってこないと思われるのもなんか嫌だからさっさと着替えて戻ってあげよう。
タンスから服を見繕い、洗面所へ。
トイレを済ませて着替えて再び彼らの元へ。
「お待たせー」
「大将着替えたんだな」
「うん、流石に部屋着はダメかと思って」
「それでは広間へ行きましょうか」
広間に近付くにつれ、ものすごく良い匂いがして来た。
