第7章 #4~I need surprises in my life
神主の様な装束を身につけたこんのすけに言われるがまま座布団の上に正座させられる。
いつ着替えたんだ、この小さきもの…
「肩の力を抜いて、目を閉じていてください」
言われた通りに目を閉じた。
何やらブツブツと呪文的なものを唱える声が聞こえる。
目の前がほんのり明るくなった気がしたけど目を開けるのがちょっと怖かった。
「…!!!」
何かおでこに暖かいものが触れた気がした。
なに、なに!?今の!?怖くて目が開けられない!
淡々と儀式は進んでるし…!
こんのすけの肉球か何かが触れたのか!?
どれくらいそうしていただろう。
「…これで終わりです!目を開けても構いませんよ」
「…何か変わった…?」
「見た目は一切変わっていません!」
「ま、強いて言うなら大将に備わっていた霊力の底上げをしたんだな」
れ、霊力…?
そんなものわたしに備わっていたの?
と言うか、必要な力なの?
「霊力は刀剣の顕現や手入れ諸々で必要となります!食事などで回復しますのでご安心ください!」
心の声が聞かれたのか、聞きたかったことが全部解決してしまった。
「さて、次は刀剣の顕現です!」
こんのすけがスッと差し出してきたのはよく見たことのある林檎マークのタブレット端末。
「…なにこれ」
「こちらで刀剣の顕現、刀装の作成を行って頂けるようになっております!」
う、うわあ…近代的ぃ…
「ただこのタブレットはここでしか使えません、普段はそこの神棚の下に立て掛けて使用してもらいます」
便利なのかそうじゃないのか。
「資源はご存知の通り、顕現、刀装、手入れにも必要なので、上手く活用して下さい!今まで通り遠征や出陣で持ち帰って来たものをデータ化してそのタブレットで逐一数の確認は出来ます!」
「…時間で増えたりもする?」
「もちろんです!」
やる事は変わらないのか。
「んじゃ、早速鍛刀してみようぜ、大将」
「え、もう?」
「大まかな流れは変わりません、デイリー、マンスリーのミッションでも資源が支給されますのでなるだけ毎日行ってください!」
ゲームでは同じ刀剣男士が出てきたりするけど…それってここでも同じなんだろうか…
同じ刀剣男士がわんさかいるのも…怖いな…
「こんのすけ、ちょっと良いかな」
「はい、何でしょうか!」
