第4章 #1~The trigger was a letter②
一瞬。
「ん!?」
背後でものすごく光った。
カメラのフラッシュみたいに一瞬部屋がものすごく明るくなった。
部屋は外だけの明かりだから見間違いではない。
「雷…ではないな、外晴れてるし」
窓の外を見るも特に雷の気配はない、むしろ今日も良い天気になりそうな感じだ。
じゃあどこが光ったんだ…?
パソコン画面は未だメンテ中の画面。
なんだ、長引いてるな…
「ふぁ…まあ起きたらメンテ明けてるでしょう…」
そろそろ眠気が限界だった。
そんな必死こいてやるもんでもないし、出来ない時は出来ないんだから躍起になっても仕方ない。
それより今は目の前にある抱き枕とイチャイチャしたい。
「おや、すみ……ぐぅ」
ソファベッドに倒れ込み、抱き枕を抱えて即落ち。
あれから3時間ほど経っただろうか。
近くでガタガタと物音がする。
かなり近く。
と言うか自分の部屋の中で。
「何もう…人が寝てるのに……」
家人だと思って身体を起こした。
今日休みだって言わなきゃ良かった、どんな面倒に巻き込まれるんだろうと目を擦り音のする方を見ると。
「ん?」
誰もいないじゃないか。
「なに」
え、え、待って、泥棒!?
昨日コンビニから帰った時戸締りし損ねた!?
そーっとベッドを抜け玄関の方へ行くもご丁寧にドアチェーンまで掛けて戸締まりは万全、誰かが侵入した形跡もなし。
そのまま風呂もトイレも覗くも特に異常無し。
残るは。
「クローゼット…!?」
寝落ちる前に背後が光ったのはクローゼットの方だったのか。
念のためではないがスキレットパン(刃物は弾かれると厄介)を装備して恐る恐るクローゼットに向かう。
ガタガタと言う物音はやはりここからだった。
「…どうしよう」
警察に連絡するって頭はその時無かった。
取り敢えず目の前の敵を叩きのめす、それだけだった。
そーっと近付いて…
「お覚悟ォ!!!!!」
フライパンを振り上げた。