第7章 退学クライシス
「優美!」
「優美!どうしてここに?!」
『2人が心配だから来ちゃった』
驚く隼人とツナを私は心配して見つめる。
「大丈夫だよ、心配しないで」
ツナがそう言い、私を安心させるように笑ったので私も安心した。
「はーよかった、退学にならなくて」
「やだなぁ10代目。マジで心配してたんすか?」
安心したように呟くツナに隼人がそう言った。
「そんなこと、このオレが命にかえてもさせませんよ!」
「獄寺くん...」
カッコよくそう言った隼人にツナは感動する。
「よかったな、たのもしい部下ができて」
「なっ、リボーン!」
そこへ突然現れたリボーン。ツナはいつものように驚いた。
「だからオレは部下とかいらないって!だいたい落ちこぼれ同士がつるんでたら京子ちゃんがひくだろ?」
ヒソヒソとツナはリボーンにそう言った。ツナは隼人のことを落ちこぼれだと思っているみたいだ。でも私はわかっていた。
「あっ、そーだ。このガッコのテストってちょろいっスね」
隼人はそう言ってテストを見せる。隼人の見せたテストは100点だった。それにショックを受けているツナ。そう、隼人は勉強は出来るのだ。
「ツナも見習え」
リボーンにはそう言われてしまうツナであった。
『そうだ!ねぇ、どうしてあんなことになったの?』
私が疑問に思っていたことを聞くとビックリだった。
『えー!根津先生、学歴詐称してたの?!』
「そうみたいだよ」
驚く私に、ツナは苦笑いをする。
『そうなんだ...というか』
「どうしたんだ、優美」
私が不思議に思っていると、隼人に聞かれた。
『中学って義務教育だよね?そもそも退学ってありえるの?』
「なぁっ?!!」
ツナは私の言葉を聞いて驚いたような声をあげてから固まってしまった。