第24章 トリックオアトリート〜魔王が本物の魔王になった?!
武将達に促されるまま他の部屋に行き、葉月に手伝ってもらいながら着替えに行った。
しばらくすると葉月が襖の外から声をかけてきた。
『失礼します。歌恋さまのお支度整いました。』
葉月が襖を開けて、入ってくるとそれに続いて歌恋も入ってきた。
すると入ってきた歌恋の姿に、信長含めた武将全員がその姿にみとれ、息を飲んだ。
「どう・・・でしょうか・・・?」
歌恋が俯きながら信長の方に向かって似合っているかどうか尋ねた。
信長「っ・・・良く似合っている。」
秀吉「本当だな・・・。」
三成「えぇ、とても美しいですね。」
「そう・・・かな・・・ちょっと恥ずかしいよ・・・。」
そのウエディングドレスは前は短く、後ろは長めに作られ、歌恋のスラっとした足が良く見え、ウエストラインはキュッと締まり、胸の谷間が強調され、大きな胸が余計に大きく見え、信長はだんだんその姿を他の武将に、見せているのが我慢出来なくなってきた。
(ダメだ、これ以上見せてたら何するか分からん。)
一人そんなことを思いながら、少しイライラし始めた信長・・・。
佐助が珍しく空気を読み・・・
「コホン、宴はとりあえずこれでお開きにしましょ。」
謙信「なんだまだ俺は飲み足りないぞ。」
佐助「謙信様、飲み足りなければ部屋で飲みましょう。相手なら幸と俺でしますから。」
幸村「おい!佐助、そんな事勝手に決めるな・・・ぅぐ?!」
信玄「まぁ、まだ姫を見ていたいが、俺も久しぶりに料理を振舞って疲れたかな。行こうか、佐助。」
信玄が幸村の口に食べ物を突っ込み、そのまま春日山勢は部屋から出ていき、信長も・・・
「先に部屋にいく。後は好きに過ごせ。」
それだけ言うと、目の前にいる歌恋を横抱きにし、そのまま自分の宛てがわれた部屋へ連れていった。