第24章 トリックオアトリート〜魔王が本物の魔王になった?!
佐助「あっ、これよかったら天音ちゃんと結人君に。」
渡されたのは竹の筒に入った液体だった。
歌恋「これは?」
佐助「シャボン玉だよ。現代程質は落ちるかもしれないけど。」
歌恋「ありがとう!子ども達と今度やってみるね!」
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その夜の事。
信長「はろうぃんぱーてぃーだと?」
歌恋「はい、みんなで仮装っていって色んな者になりきって、『トリックオアトリート』っていう合言葉を言うとお菓子をもらえるんです。」
信長「それを謙信や信玄と合同でやると・・・。」
天音「とーさまー!はろうぃんやろ!」
結人「とりっくあとりぃと」
信長は子ども達の為ならやってあげたいと思う反面、可愛い娘達を謙信や信玄のそばに居させるのはあまり気が乗らない。
舞桜「お父様?」
信長「あぁ、俺は構わんが、秀吉を説得させるのは難しいぞ。」
歌恋「そうですよね・・・。」
とりあえず明日の軍議でその話題を出してみる事になり、久しぶりに歌恋も軍議に参加する事になった。
翌日―
秀吉「俺は絶対反対だ!いくら平和協定結んだとは言え、謙信や信玄をこの城に入れるなんて・・・!」
歌恋(そう言うと思ったんだよね・・・。でも子ども達はもうやる気だし…。)
三成「それでは安土城でも無く、春日山城でも無いところでやるのはいかがでしょう?」
政宗「そうだな。はろうぃんとやらは面白うだしな。」
結局周りの雰囲気に押され、はろうぃんは行う事が決まり、詳細は佐助と歌恋が決めることになり、仮装の準備は葉月や城のお針子にも手伝いをしてもらうことになった。