第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
千姫が婿を取ったと手紙が届き、安土の武将達はとりあえず安心した。
秀吉「まさかのあの姫が婿を取るなんてな…」
三成「お相手はどんな方なのでしょうね?」
「うん。手紙にはとある公家の次男で、古くから付き合いのある家の方みたいだよ!」
何も知らない歌恋は自分のの事のように嬉しそうに話をしていた。
「それにね。お詫びの品だって色々と贈られてきて驚いちゃった!」
光秀「一応調べたが特に変なものは入ってなさそうだったな。」
「もぅ、みんな千姫の事疑いすぎだよ!」
政宗「それより、歌恋、今日は紅付けてるんだな。見たことない色だな。」
「うん。千姫の贈物の中に入ってて、もし良ければ使ってくださいって。」
家康「千姫、千姫って、あんた人のこと信用しすぎじゃない?」
家康は不機嫌そうな口調で言った。書庫の件は千姫がやったと思ってる、それを知っているからだ。
「そうかな~」といってとぼけるも新しい紅をさして、可愛い?と聞いてくる姿を見て、武将達はそれ以上言わなかった。