第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
その日、広間では信長、秀吉、政宗、光秀、家康、三成の6人で歌恋が襲われた一件について小声で話しがされていた。
光秀「神月家について調べていたら妙な話しを耳にしました。」
信長「なんだ、話してみろ。」
光秀「どうやら裏の社会と繋がっているようで、闇薬などもあの家が出どころとの話しもありました。」
秀吉「なんだって?」
秀吉が声を上げるが政宗、家康が口を手で抑えた。
政宗「しかしそれの証拠は掴めたのか?」
光秀「いや、まだ裏の社会と繋がりのあるやつらから聞き出しただけだ。」
三成「でも、神月家がもしそのようなところと繋がっているのであれば、千姫様は何故信長様に?」
家康「多分、あの人、千姫がまだ子どもの頃に何度かあの屋敷に信長様と俺と信長様の父親と行った事があって、その時からあの人は『信長様のお嫁さんになる!』とか言ってたし。」
政宗「そうなると歌恋は邪魔な存在だよな…。」
秀吉「子どももいたとなれば千姫にとっては“先を越された”感じでどうにかして手に入れようとするだろう。」
信長「ふん、そんなことはさせない。とりあえず歌恋をひとりにするな。」
「光秀はそのまま情報を集め、証拠を掴め。」
その日の夜から食事は全員一緒に取ることになった。万が一に千姫が変なことをしないように見張るためにも・・・