第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
一呼吸つき信長自身を抜き、歌恋の隣に一緒に横になった。
信長と歌恋の情事が行われている時、千姫が来るなと言われていた天主の廊下へと来ていた。
「奥方様と情事がなされてないなら、私が・・・」
そう思った千姫は天主へと繋がる廊下へと足を踏み入れた。
廊下の奥の部屋から女の人の色ぽい声が聞こえてきた。
「「あぁぁん。」」
「えっ?今の声は・・・」
思わず出た声に驚き千姫は口に手を当てた。
ー「「あぁぁん・・・、信長様・・・あぁっ、愛しています…」」
「「っ・・・花恋、俺もお前を愛している・・・」」ー
(えっどういう事?私が来たその日に奥方様と情事って・・・。ひどい・・・。私の方が若くてもっと満足させてあげられるはずよ!)
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千姫はその事を次の日に屋敷から来た女中のお菊と、お淋に話をした。
お菊「それはひどいです!お食事も一緒に召し上がらない、天主へと足を運べば奥方様との情事がなされていた、部屋はこんなに狭い。」
お淋「千姫様の方が若くてもっと魅力的な所を見せれば良いのですよ!なんなら奥方様の事を・・・」
お菊、お淋、千姫の3人で良からぬ計画をたてはじめた。