第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
信長の腕にくったりともたれ掛かる歌恋を褥に下ろし、1度信長自身を抜いた、
褥に横になってる歌恋の瞳は拭いとったはずの涙がたまり、髪は乱れそれでも色気すらも感じられていた。
(子を産み、年齢を重ねてますます色気を増しおったか・・・。)
「信長様・・・、」
歌恋が手を伸ばす。
「なんだ・・・」
信長が歌恋の顔に近づき、髪を手で掬い整える。
その指先からは信長の愛が感じられ、歌恋もその指を自分の手で重ねる。
「最後は信長様と一緒がいいです・・・。」
「お前というやつは・・・」
一度抜いた信長自身が更に質量を増し、重力にこれでもかと逆らう。
「どうなっても知らんぞ…」
「はい・・・」
歌恋の膝を立てて足を開き、いきり立つそれを挿れた。
「はぁん・・・。」
ヌプ、クチャー
繋がった部分から水音が聞こえる。ついさっき絶頂へと持っていかれたその蜜壷は信長自身を絡みつき締め付ける。
その律動は早さを増し、信長も歌恋も頂点が近づいていた。
「あぁぁん・・・、信長様・・・あぁっ、愛しています…」
「っ・・・歌恋、俺もお前を愛している・・・」
「んっ・・・あぁっ、んんっ」
(もう信長様しか抱けない身体かも知れない私・・・、信長様に抱かれていることがこんなにも幸せだなんて・・・)
涙を流しながら深い口付けをし、目の前にいる信長の目が熱を帯び、時々苦痛とは違う表情を見せ始め、奥へ奥へと律動を早めた。
「あっ・・・信長・様・・・あぁっ」
「っ・・・歌恋、歌恋・・・」
名前を呼ぶと同時に二人とも絶頂を迎え、信長は歌恋の中に己自身を吐き出し歌恋の身体は力無くぐったりし、信長も歌恋の上に身体を預けた。
ドクドクドク・・・
(もっと歌恋と繋がっていたかったが仕方あるまいな・・・)
「はぁっ」
一呼吸つき信長自身を抜き、歌恋の隣に一緒に横になった。