第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
歌恋のお産が始まってかなりの時間が経つも産まれてくる気配は無い。
宴は中止となり、広間には秀吉、三成、光秀、政宗が集まっていた。
舞桜は夕餉をたべ、湯浴みをするとすぐに眠ってしまい今は三成の腕の中。
政宗「まだ産まれないのか?」
光秀「双子ならまだ時間かかるのかもしれんな。」
秀吉「大丈夫だといいんだが・・・」
三成「家康様が付いていらっしゃるから大丈夫ですよ。」
そんな事を話たり、様子を天主に見に行くも女中達によって伺えず、日付が変わりもうそろそろ夜明けになる頃・・・
「お産まれになりました!お世継ぎと姫様にございます!」
女中の1人が知らせに来てくれた。
「おぉ!産まれたか・・・よかった・・・」
武将達から歓喜の声があがった。
「お産でかなりの体力を使ったため、しばらくはお会いになれないと家康様よりのご伝言でございます…。」
お産があまりにも壮絶だったため、一時は意識を失う程・・・。
そのためしばらくは面会謝絶。
容態が落ち着くまでは娘ですら会うことは許されなかった・・・