第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
「何の騒ぎだ。」
秀吉が廊下へといくと・・・
「舞桜!?何故ここに?」
「どうした。秀吉」
「御館様・・・、舞桜が一人で広間に・・・」
「なんだと?」
信長が舞桜の元へかけより、目線を下げ、肩に手をつき優しい声で聴きだした。
「おかぁしゃま、、、いたいいたい」
舞桜が片言で一生懸命訴える。
「歌恋がどうした?」
「いたいいたい、ねんね」
「まさか?」
信長はハッとした。娘によく母になにかあれば父に知らせに来いと。天主から広間までの道は何度も歩かせ覚えさせた。
「歌恋・・・!舞桜よくやった!ここで待っていろ。」
「まさか!?って、御館様!」
信長は舞桜を秀吉に託し天主へと向かった。
自室で仕事をしていた家康も呼ばれ、歌恋のお産が始まった