第21章 武将達のお守り日記*番外編*
ひとしきり遊び、昼餉の時間。
光秀が政務を終わらせて庭にやってくる。
「くくっ面白い物をみた。大の大人がここまで舞桜に振り回されるとはな・・・くくっ。」
舞桜は小高い岩の上に登ったり、秀吉の飼っているウリを追いかけたりと興奮していた。
光秀を見つけると舞桜は自分から光秀の足元に抱きつき抱っこをせがんだ。
「なんだ、抱っこしてほしいのか。」
ひょいと片手で抱き上げ、舞桜にいった。
「そろそろ昼餉だ。部屋に戻るぞ。」
「あぃ!」
「よしいい子だ。」
そのやり取りを見てた秀吉、政宗、家康の三人は((光秀には大人しくいうこと聞くんのかよ・・・))おもっていた。
そのまま昼餉をとるために広間へ行き、食べ始めるとこっくりと船をこぎ始めそのまま眠ってしまった。
その隙にと秀吉達が昼餉をたべやれやれと思っていると・・・
「・・・っ、しゃま・・・、と・・・しゃま・・・」
舞桜の寝言が聞こえた。
秀吉「御館様達、きっと今頃歌恋を甘やかしてるんだろうな…」
政宗「そうだろうな・・・、娘にすら嫉妬してるくらいだからな・・・」
家康「最近は特に機嫌悪かったですからね・・・」
光秀「金平糖の減りも早かったからな・・・」
秀吉「とにかくこれで、ひとまず機嫌が良くなればいいが…」
全員「うん。」