第21章 武将達のお守り日記*番外編*
とりあえずと庭に連れていくと、最近歩きが上手になり、小走り程度ならできるようになってきた。
秀吉「舞桜ー、家康ー、三成ーそんなに遠くに行くなよ!」
ニコニコしながら庭を走り、家康、三成に追いかけられて上機嫌の舞桜。大人達は内心ヒヤヒヤだった。
ふと目をやると池の前に行き、腕を池に伸ばす舞桜。
政宗「おいおい!落ちるぞ!」
家康「えっ?なんでそっちに・・・」
三成「舞桜様!」
三成は舞桜の後ろに行き、池に落ちないようにと抱き抱えようとすると舞桜がスッと足の間から抜けて、その拍子にボチャンと池に腕から落ちた。
秀吉、政宗、家康「あちゃーやった。」
家康「捕まえた。大人しくしててよね。」
抱き抱えられ手足をばたつかせて喜び、足が家康の顎に当たった。
「痛っ。」
その拍子にまた抜け出し、秀吉、政宗が追いかけ始めた。
秀吉「とりあえず三成、お前は身体拭いて着替えてこい。ここはなんとかするから。」
まだ1歳半の子どもに振る舞わされっぱなしだった。