第21章 武将達のお守り日記*番外編*
政宗が作った朝餉をぺろりとたべ、上機嫌な舞桜、
とりあえず光秀は残っている政務があるため、一旦その場を離れた。
しばらくすると秀吉が広間に来た。
秀吉「御館様達は出かけられた。お戻りは夜遅くなるだろう。」それまで、舞桜のことちゃんと世話するんだぞ?、三成、家康、政宗。」
三成「大丈夫です秀吉様。舞桜様は大人しく座って・・・あれ?」
家康「さっきまでいたのにどこに・・・」
政宗「おい!舞桜そっちは・・・」
少し目を離した好きに舞桜は歩いて広間の上座に向かっていた。
三成「お待ちください!舞桜様・・・そちらは・・・」(ドスン!)
三成は舞桜を追いかけようとして着物の裾にひっかかり、前に顔から倒れた。
家康「ったく・・・、鈍臭いやつ。だからってなんで俺が・・・」
政宗「お前は左からいけ。俺は右から追いかけていく。」
家康と政宗とで舞桜を追う。上座には信長が南蛮からの品々がいくつか飾られている。
肘掛もあまり触らせようとはしない信長。
もし万が一傷でも付いたら・・・と思うととにかく行かせたくなかった。
「それ、捕まえた!」政宗と家康が両側から追い込み、政宗がなんとか舞桜をつかんだ。
「きゃっ!」
「ふぅーやれやれ・・・だぜ。」
追いかけっこをしてもらったと思い喜ぶ舞桜。
「とりあえず、庭にでも連れていきませんか?俺追いかけっこごめんですよ・・・」
「そうだな・・・。とりあえず庭にでも行けば…」
政宗、家康、秀吉、三成、の4人は舞桜を安土城の庭に連れていった。