第3章 武将達のそれぞれの思い…と久しぶりの再会
「おはようございます!」
黒地の小袖に通した歌恋は襖を開けると飛び切りの笑顔で、挨拶をした。
「おぅ!歌恋か!今日もその小袖似合ってるぞ!」
「ありがとう。政宗さん!」
「【政宗】でいいと言ったはずだぞ」
「あっ、そうだったね…。」
「ほら呼んで見ろ!」
「まさ…むね…。」
「よく出来た!」
満足そうな顔して頭をくしゃくしゃに撫でる
「んもー!子ども扱いしないでよね!」
「悪かった、悪かった。ハハハ」
「政宗さん、そろそろ朝餉の時間にしたいんですけど。」
「おぅそうだな。」
そして、重みのある足音が聞こえ、信長様が広間に入ってきた。
「皆の者、おはよう」
「おはようございます。信長様。この小袖ありがとうございます!とても心地よくて着やすいです。」
歌恋が信長が座ったのを見越して、真っ先に挨拶にいく。
「よく似合ってるぞ。」
「ありがとうございます。大切にしますね!」
「さ、朝餉にするぞ。」
「はい。」