第20章 夏の思い出~浴衣姿の二人の秘め事~※R18
「いえ、これは俺からのプレゼントでもありますから。」
ニヤリと笑って天井裏へと消えていった。
〈信長視点〉
「明日が楽しみだ・・・。」
久しぶりに歌恋と過ごせる。もちろん娘は目に入れても痛く無い程に可愛い。
だが、娘に妻を取られたように思えて仕方ない。
夜、歌恋を求めても舞桜に気を取られて思うように抱けない。
折角2人で出掛ける予定が、熱をだしこじらせて俺も死ぬほど心配した。
寝ずに付きっきりで看病していた事も労ってやりたいと思い今回のことを考えた。
その事を久しぶりに顔を出してきた佐助に話すと、今回の話を手伝ってくれることになった。
佐助のいう【さぷらいず】も用意した。
明日は久しぶりに愛でてやるとするか…
信長は羽織をバサっと音をたてながら翻し、天主へと戻っていた。