第20章 夏の思い出~浴衣姿の二人の秘め事~※R18
天主を後にした信長は広間へ向かった。
暗い広間に人影が見えた。
「佐助来ておるか。」
「もちろんです。」
天井からシュッと音を立てて降りてきた。
実は明日の夏祭りの件は前から決まっていた。だが、歌恋には秘密だった。
佐助から『こういうのは【サプライズ】といって秘密裏に進めたほうが良いですよ!』と聞き、そのサプライズを実行することに・・・。
「準備は出来てるな」
信長が佐助にあたかも分かっているかのように話をしていた。
「もちろんです。宿の主人にも話はしてあり、部屋に例のものも用意してます。」
「ご苦労。」
「いえ、これは俺からのプレゼントでもありますから。」