第20章 夏の思い出~浴衣姿の二人の秘め事~※R18
政宗「そう言えば、二人で遠出するの行けなかっただろ?」
歌恋「うん。」
秀吉「それなら夏祭りに二人で行ってきたらどうだ?」
歌恋「えっ、でも・・・」
光秀「大丈夫だろ。秀吉の妻も居るし、なんかあれば家康もいる。」
家康「看病頑張ったんだから行ってくれば…」
三成「そうですよ。去年は舞桜様が生まれたばかりで行かれてないのですから」
歌恋「うん・・・」
信長「歌恋、皆が言ってるのだから見てるから明日、二人で出かけるぞ。」
歌恋「えぇー?明日ですか…?」
信長「そうだ。文句はあるか。」
歌恋「無いですけど…。」
急遽明日、久しぶりに二人で夏祭りに出かけることになった。
その夜の事。
「んーどうしよう・・・。夜はお祭りだけど、昼は普通に出掛けるだけだし…。」
久しぶりのデート。しかも夫婦になってから初めての。
飽きられないようにちょっと大人ぽくしようかな…?なんて1人思いながら鏡の前で着物を合わせていた。
「(ただい)まー!」
「今上がったぞ。」
信長と舞桜が湯浴みから戻ってきた。
「おかえり。」
優しく舞桜を抱きしめ声を掛けた。
「明日は朝から出かけるぞ。」
「朝からですか?」
「そうだ。」
信長が続けて言った
「舞桜は朝一で三成が迎えに来る。そしたら出立するぞ。」
「分かりました。」
「舞桜ー、明日父は母様と出掛けるから三成達と待っているんだぞー。」
さっきまでの威厳のある声はどこえやら・・・。急に猫なで声で目を細めた信長。
舞桜を寝かしつけると信長は政務が残っているからと部屋を後にした。