第3章 武将達のそれぞれの思い…と久しぶりの再会
〈三成視点〉
あの方がここへきて3日。
たった3日だと言うのに、なぜだかもっとあの方と一緒にいたい。
少しでも長く、誰よりも、あの方のことを知りたいと、思うのは、何故でしょう…。
この時代の方では無いと分かっていても、どこの武家のお姫様よりも惹き寄せられてしまう…。
本能寺で信長様の命を狙われた一件でしばらく安土城にいることになり、秀吉様と信長様にあの方のお世話係を自ら志願しこうやって朝迎えに行く。
信長様の命を救った大切なお方であることには違いないですが、何故かわからないそれとは違う感情が芽生えてきたことになんとも言えない気持ちになった。
この独占出来る時間がなぜだかとても心地よく、そして他の武将の皆様に悪いように思えてしまいます。
私にはこの気持ちがまだ分かりませんが、いつかわかる時が来るのでしょうか…。