第19章 番外編~秀吉の恋模様~
御茶屋に着くと、秀吉は葉月に声を掛けた。
秀吉「ここは中でも食べるところがある。落ち着いた雰囲気で食べられるだろう。好きな物を頼んでくれ。」
葉月「はい。分かりました。」
葉月は恥ずかしいのか俯いたままであまり口も開かずにいた。
二人ともお茶を頼み、秀吉は葉月にと団子を頼んだ。
最初は照れくささもあってなかなか会話が無かった二人。
祝言の事を話すと葉月もだんだんと表情が明るくなり、団子を食べ終わりお茶を飲み終わる頃には笑うようにもなっていた。
秀吉「お館様のあの姿は本当に立派だった・・・。あの第六天魔王と言われた方がお前の作った着物を着て歩いてる時は涙が出た…、」
葉月「ふふっ、秀吉様は信長様の事が本当に大切なお方なのですね…」
秀吉「あぁ、俺は信長様の為に命懸けであの方に付いていくと決めたからな…」
葉月「そうなんですね・・・、そんな風に秀吉様に思って頂ける信長様が羨ましいです……」