第18章 新たな生命の誕生~幸せな日常~
『信長様?』
やはり一番側にいて見てるからだろうか、歌恋がお館様の様子にすぐに気付いた。
「どうしたんですか?」
信長が不機嫌であるのは間違いない。
声を掛けようとするも【近寄るな】オーラ全開で、さすがはな歌恋も近づきづらかった。
秀吉が見るに見かねて歌恋に今日の様子を話す。
「そうだったんですね…」
「ふふふ、そしたら後で金平糖を渡して話を聞きますね!」
(あぁー、もう歌恋には敵わないな・・・。俺のお役目も御免かな…)
秀吉はそんな事を思いながらも、少し肩の荷がおりたような気がした。