第2章 500年前の乱世と500年後の出会い
「すごいですね!家康さん!」
目をキラキラ輝かせて、本当に関心して家康が手当てした手足を見ながら笑顔でお礼を言った。
「べっ別に…秀吉さんに手当てしろって言われたからしただけ、大したことしてないよ。」
素直にお礼を言われた家康は顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。
「家康様のお薬はとてもよく効きますよ。なので直ぐ良くなると思います。」
「手当ておわったか?こんな所ではなんだ、ここから近い織田軍の領土にある寺に頼んできた。今日はそこへ泊まって、明日安土に戻ることにした。」