第11章 叶わぬ思い~離れていてもあなたを愛しています~安土編
「あと、最後に私を滅茶苦茶に抱いてください…。」
「もう信長様に抱いてもらうことが出来ないかもしれないから・・・、それなら壊れるくらいに抱いてください…」
「きっと今日位お腹の子も許してくれるはずですから・・・」
「んっ・・・」
信長はいつもよりも強く強く口付けをした。
「お前はどこへもやらん。お腹の子もな。」
優しく涙を拭い、お互いを強く抱きしめた。
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「んっ・・・信長様・・・。」
「あっ、もっと・・・、もっともっと信長様が欲しい。」
一つになり、意識が飛びながらもどこまでもどこまでも信長を求めた。
「あぁ、歌恋俺をもっと感じろ・・・、どこまでもどこまでもな。」
「あぁん、あぁ、もっともっと・・・」
お腹に子がいることもこの時だけは忘れ、何度も奥へ奥へと信長の熱を吐き出した。
「あぁぁ、ダメ、イク・・・っあぁん。」
ドピュッ、ドクドク・・・
「くっ・・・歌恋俺をそんなに煽るな…。」
涙を流しながらも信長の愛を注がれることに喜ぶ感じ、いつになく厭らしく、妖艶に乱れ、寝る間も惜しむかのように信長を求めた…。
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早朝。何度も何度も信長の熱の注がれ、求め乱れ意識を飛んでもなおも求めた歌恋はようやく眠りについた。
腕の中で眠る愛しい歌恋に、「愛している。どこまでもな。」
と囁いた。