第11章 叶わぬ思い~離れていてもあなたを愛しています~安土編
快楽の絶頂へと導かれ、浅く呼吸をする歌恋。
「今日はやけに素直に反応するではないか。」
「子を宿して性格も変わると言うのか・・・お前は。」
髪の毛を手で梳きながら、熱ぽい瞳で見つめる信長。
「違いますよ・・・・・。信長様が今まで以上に優しくして下さるから・・・」
「お前が乱れる所をずっと見ていたいと思うだけだ・・・。」
「ふふ、最初の頃とは違いますね」
「そんな余裕も今だけだそ。」
そう言って信長は着物を脱ぎ、自分のいきり立つそれをあてがった。
「あぁん。」
「相変わらずお前の中はキツいな。」
「なにかあればスグに申すんだぞ。」
「ふぅん・・・。信長様・・・。」
「動くぞ・・・」
できるだけお腹に負担をかけないように気をつけながら動いた。
「はぁん。信長様・・・。もっと、信長様を感じたいです」
「そんなに煽るな。優しく出来なくなる。」
歌恋の中で信長のそれが更にいきり立つのを感じた。
「あぁん。すごい・・・、信長様。んっ・・・」
できるだけお腹に負担をかけないようにとしたいが、素直に求めてくる歌恋を見て、余裕がだんだんと無くなっていった。
「歌恋・・・、愛してる。」
ゆっくりとついていく。
「あぁん。んっ、んっ、はぁん。気持ちいいです・・・」
「もっと俺に乱れろ・・・」
繋がった所からは蜜が絡み合う音がなり、更に信長をかりたたせる。
クチュクチュ、ヌチャヌチャ、
「あぁん、もっと・・・信長様を・・・信長様を感じたいです・・・んぁっ。」
寝かせていた歌恋を抱き上げ、口付けをしながら更にいきり立つのを下から突き上げる。
「んふぅ。はぁ・・・んっ」
歌恋からは涙が溢れてくる。それが快楽からなのか、それとも信長と離ればなれになってしまうかもしれない寂しさからなのか・・・。
その夜は何度も何度も信長を求め、快楽に溺れた。