rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第13章 rain of fondnessⅤ-4
「ん・・ぁ・・・」
ナッシュはたまらず、名無しの顔を直接見たさに上半身を起こした。
重さゆえ窪むマットについた片肘が自身を支えながら、再び強く細やかな視線を向ける。
必死に口淫を続け、時折重なるその視線にさえゾクゾクと感じれば、彼女に対し自らが持つ感情は、総じて愛と認めるほかなかった。
一度やめた、頭を撫でてやるそれを繰り返してやると、名無しは一層唇を窄め、そこにじゅるじゅると卑猥な音だけを響かせる。
上顎の更に奥で先を擦りながら、口内では舌を艶めかしく、本体の主に裏側へ滑らせる。
口角から自分の唾液が垂れることも厭わずに、強固なそれに、名無しは止め処なく贅に満ちた刺激を与え続けた。
「ん・・・、・・っ名無し・・!!っは・・・ぁ、・・ぐ――」
「・・ッ・・・ん、・・っ・・・んく。・・・はぁ・・、ナ・・・ッシュ・・」
「――・・!おまえ・・・」
「っ・・・ん。・・・あ・・、きもちよかった・・?」
「ッ――」