rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第8章 rain of fondnessⅢ-2
「ナッシュ・・・はぁ・・、や・・そんなに、なめ・・・」
「ハァ・・・・もっと舐めろって?ん・・・ちゅ・・――」
「!!ひぃ・・ん・・・言ってな・・、いや・・・はァ・・・いい・・」
「好きじゃねえか・・・おまえ。どこを舐めても感じねえトコロがねえくらいによ・・・そら、また締まって・・」
「ッ・・・ふ、ぁ・・・」
「・・・おまえには分からねえだろうな・・・名無し・・。オレが出した時の・・・おまえのココの締め付けは最高なんだぜ」
「・・そんなの・・・知らな・・ん!」
「きゅっとなって、オレがイってもじわじわとまた溢れさせて・・・。なあ・・この身体も、おまえも・・・ずっとオレに抱かせろ・・名無し・・――」
「、・・・ッふ、・・ぁ・・んん・・・あ、・・?!・・ナ・・・」
名無しがいつしか掴んでいたのは、ナッシュのユニホームではなく、彼の肩や二の腕だった。
ぐっと指先にせめてもの力を込めても、それが肌に沈まないのは、女と違い、彼の身体に筋肉がついていたから。
ただ、名無しの臀部をいまだ律動の為に掴んでいたナッシュの左腕だけは、その二の腕に彫られた、曲線に紛れる彼女の指がとてもいやらしく食い込んでいた。
その限りなく黒に近い、深緑を思わせるラインに重なる細指のひ弱さ。
まるで隆々と滾る部位に縋りつく様は、実に健気にみえた。
実際、縋っていたのは本当で、名無しは耳を愛撫されたことで何度も打ち震え、その傍で囁かれるナッシュの声音にどうしようもなく感じていた。
それに反応するのは自身の陰部だ・・・しつこいくらいに蜜を垂らし、呼吸するように入口を蠢かせる。
律動の度、ぐちゅぐちゅと鳴るいやらしい水音は増すばかりだった。